わたしの思い

 私の「若さ」を理由に、市長選でなく市議選への再チャレンジを勧めてくださる方がいらっしゃいます。私のことを真剣に考えてくださり、とてもありがたいことです。

 

 わたしは市長を目指して、市議をやっているのではありません。市議は市長への階段やステップではありません。市議を何期かつとめたら市長になれるのか?議長にはなれるでしょう。今の市長は行政マンです。議員の経験はありません。大津の越市長は弁護士です。議員の経験はありません。
市長の経歴は市長を積み重ねるしかありません。議員の仕事と市長の仕事は全く役割も中身も異なります。市議を何期もつとめれば、市長の仕事につながるか?共通しているところはあれ、異なる仕事だと思います。

 

 わたしは今39才で若い、頼りないかもしれません。いつも笑顔でにこにこしていると思います。でもわたし的には若いのかなぁ?と思います。40才を過ぎれば行政的に「若者」ではありません。「初老」です。若くないだろうと思います。

 わたしは今、現市政をいいと思っていない。いいと思っていないのに、無投票なのはいやだと思います。だまってそのままはいやだし、現市政で議員として今まで反対してきたけどなにも止められていない。反対の意見を議会で述べることはできても止めることはできないとわかっているのに、現市政での議員を続けることはちがうと思いました。高島市の行く末、未来 その選択肢としてわたしはわたしを投じたいと思います。

 

 

 わたしにできることはあるはずだと思います。少なくともわたしはにこにこしている。パワハラを生み出すような環境は作らない。

 

 少なくともわたしは、高島市をよいところ、素晴らしいところだと思っている。それを生かしたい!と強く思っている。

 

 そこが現市長とわたしの根本的に異なるところだと思います。

 

 現市長はものすごい行政手腕でわずか4年間でさまざな「結果」を残されたとわたしは評価しています。次の4年間、この調子でいくと公共施設は「適正に」次々と閉鎖されて、サービスは削減して、職員の数を「適正に」減らして、…もう十分かな、と思います。それが高島市の、市民のしあわせや活力につながるとはとても思えません。わたしは市政を、現市長を間近で見て、もうこの4年間で十分過ぎると思います

 わたしのキャリアのために市長選に挑戦するのではありません。また、だれかに利用されているのでもありません。わたしは高島市に住むみなさんのしあわせを祈って、わたし自身を選択肢としてお示しします。お示しした上で、市民のみなさまが選ばれたらいいと思います。これが高島市民の選択だと。それでいいと思います。

 

 市長選は市議選とは異なり、出たい!から出られるものではありません。市長選に挑戦することができる、それ自体がもうチャンスでありミラクルだとわたしは思います。市長選は厳しく、市議選がやさしいものでしょうか?または市長選は難しく、市議選がかたい確実なものでしょうか?

 わたしは市議選に出たら確実に通るとは思っていません。それと同様に、わたしは市長選に出たら確実に落ちるとも思っていません。

 選挙というものはやってみなければ、わからないものです。それは、わたしは前回の市議選で体験しています。「熊谷もも」という名前を誰が知っていましたか?誰も知らなかったと思います。地元で生まれ育った子でもなく、地域の役員や PTAをしていたわけでもありません。当時高島に住んで2年で友人も少なく、「同級生」もおらず、高島市の地理もわかっていないし、政治活動もしていなければ政党に所属していたのでもありません。なんにもありませんでした。

 

 

 だれに「出てくれ」と頼まれたのではありません。前回の市議選もそうでしたし、今回の市長選も全く同じです。だれにも「出てくれ」と頼まれてはいません。そして、前回の市議選同様に一から仲間を集めています。前回同様、「出るな、まだ早い」と言われています。

 でも、「早い」ことはないのです。前回の市議選で一生懸命応援してくださった親戚のおじさんは2年前に亡くなりました。あたたかく応援くださった友人も他界されました。心から力になってくれた友人も市外に引っ越しました。前回の市議選を応援して力になってくれた中心の中の中心の人たちは今いません。その人たちの力がなければ、わたしの今はありません。
これが当時の4年後、それならばわたしは市議に挑戦することすらなかったでしょう。

 同様に今、「早い」と言われるこの時ではなく、4年後に市長選に挑戦できる保証はどこにもありません。

 

 

 高島市は素晴らしい!その良さを生かしたい! 前回の市議選と同様、変わらぬ思いで市長選に挑戦させていただきたいと思います。