「半農半Xという生き方」にぴったり!高島市

若者定住・しごとづくり支援/廃校活用

和歌山県新宮市熊野川町

Bookcafe KUJU

 5月15日京丹後市へ視察に行きました。mix ひとびと tango 「名もなき森と、特別な普通。」という“森”のようなトークイベントに参加しました。会場は網野町の旧郷小学校の体育館です。2014年に閉校となってからこれまでに『アントキノキモチ絵本展』『りとるたんご大学』『ジャムセッション』といったイベントが開かれてきました。閉校となった今でも地域の方から愛されている小学校が舞台です。

 

『りとるたんご大学』は昨年の3月29日に開かれました。丹後出身で京阪神の大学で学び卒業するメンバーが「教授」役で、学生時代に学んだり経験したりしたことを、子どもたちや丹後の人々に伝えるという企画でした。

 高島市と同様に大学のない京丹後市、生まれ育ったこどもたちは大学へ進学するために、いったんは地元を離れることになります。主催の丸山さんはそのことを当初は課題としてとらえ、課題を解決するために企画したそうですが、実際に開いてみると、『りとるたんご大学』は「大学に行ってこういうことを学んで、わたしたちは帰ってきましたよ。」という地域での社会人デビュー、お披露目会のような形になったそうです。地元を離れ大学で学んで帰ってきた地元の子たちは、地元の目と都会の目、両方を持って視野が広い。そして、ヨソ者と地域の接着剤の役割を果たすことが地域の人たちに伝わる機会となったそうです。また、メンバーの川戸さんは「地元の人と学生、お互いのつながりが広がり顔なじみになって、もっと皆が帰ってきやすい丹後になればうれしい」と語ります。

 

 高島市を離れ、都会の大学へ進学した地元の若者はたくさんいることでしょう。その子たちに高島市で活躍してもらう機会をつくりたい、いえ、若者みずからがその機会を作れるような高島市でありたいと思います。

 

 トークイベントでは「半農半X」という生き方を提唱されている、京都府綾部市の塩見直紀さんもゲストとして参加されていました。塩見直紀さんは半農半X研究所代表、福知山公立大学特任准教授、総務省地域創造力アドバイザーをされています。わたしは2014年3月東京で開かれた「廃校フォーラム」で面識があり、今回再会しました。塩見さんは綾部ローカルビジネスデザインスクール、京都府北部地域スモールビジネス女性起業塾の主催をされています。

 

 大学生がいないまち を元気にする。

みずから仕事をつくり出す、その環境を用意することが大事です。

 

「宝」とは「田から」 田から、自然からの恵みを「たから」といいます。

 

 高島市は田んぼや畑がいっぱいあって、余っています。「たから」がいっぱい豊富にあふれています。その「たから」を生かす時がきました。時代は「田園回帰」です。

 

昨年7月12日に開かれた「たかしまみんなの防災フェア」のパネリストとして和歌山県新宮市からNPO法人わかやまNPOセンター事務局長 土橋さんが参加され、「平成23年台風12号豪雨災害 新宮市での支援活動と復興支援活動の継続」お話の中で熊野川継続支援活動(廃校舎の再生)の紹介がありました。水没した教室がお茶の楽しめるスペースに!水没した給食室がパンが楽しめるスペースに!なったお話を聞いて、これはぜひ行って見たいと思いました。

 

行ってきました。5月21日22日、関西若手議員の会の和歌山研修、高島市から6時間かけて、和歌山県新宮市熊野川町、廃校を活用したbook café KUJU 。行政は廃校舎取り壊しから一転、利活用へと動き出してくれたそうです。

 

質問1)塩見直紀さんの「半農半Xという生き方」本を読んだことはありますか?塩見さんの提唱される「半農半X」の意味を知っていますか?

 

提案型質問1)廃校、旧広瀬小学校を若者定住のきっかけ、若者が自分で仕事をつくる場所そして地域のコミュニティスペースとしての利活用をすすめると良いと思う。いかがでしょうか?

 

提案型質問2)現在高島市のHPにあげられている、6月15日〆切の「高島サステイナブルオフィス運営支援(その2)業務委託公募型プロポーザル実施要領」このような公募型プロポーザル事業は若者の仕事つくり、そして定住のきっかけともなり得る可能性を秘めている。「行政だけでは出ないアイデアを求めている」ならば、だからこそ、市のHPだけではなく、もっと市内市外の若者の目にふれる、届く広報をするべきだ。市のHPを毎日チェックするような人は少ないと思う。せめて、防災行政無線でくわしくはHPを見るよう案内するべきでは。いかがでしょうか?

 

提案型質問3)ありとあらゆる機会や手段で高島市への移住に結びつけたい。高島市公式のFacebook や Line,twitterのアカウントをつくり、リアルタイムで今回のような公募型プロポーザルの募集をはじめ、市のHPを更新したことをお知らせする情報をタイムラインに流すべきでは。いかがでしょうか?費用もかからず、労力に比べて効果は大きいと思います。

 

 

 

 

配布資料

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