討論しました。

平成28年9月定例会

請願第4号「老朽原発」高浜原発1・2号機、および美浜3号機の再稼働を認めないよう求める請願

6番熊谷もも 請願第4号「老朽原発」高浜原発1・2号機、および美浜3号機の再稼働を認めないよう求める請願に対し賛成の立場から討論に参加します。

 

福島原発事故から5年半、福島の人たちの生活は元どおりになったのでしょうか?

福島原発事故からわたしたちはいったい何を学んだのでしょうか?

それは国や電力会社や専門家の言う「絶対安全」の「想定外」が起きうる、ということではないでしょうか。

 

原子力規制委員会の新規制基準は過酷な福島原発事故の経験をもとにして専門家が作成された、大変厳しい基準です。原発は安全であってほしい。わたしもそう願います。しかし、市民の安全は新規制基準だけで担保されるものではありません。

新規制基準は原発の安全性においての視点であり、避難計画に対し合格が出されたのではありません。高島市民の「命の道」である国道161号線の整備は現在順調に進んでいます。しかし事故が起きたとすれば、大変な渋滞になることでしょう。その時は国の責任だと訴えれば、失われた命や健康、生活は帰ってくるのでしょうか。

40年を超える原発の再稼働を無言で認めることは、40年を超える原発があと20年使用に耐えることができるかどうかの「実証実験」に、高島市5万人の穏やかな暮らしと近畿の水がめを失うリスクを負うことを認めると言い換えることもできます。

 

国と地方自治体の関係は「上下・主従」の関係ではなく「対等・協力」の関係です。

近畿の水がめ 命の水をたたえる琵琶湖に注ぐ琵琶湖源流の郷 高島、

高浜・美浜原発から30㎞圏内の高島市。高島市議会として今ここで 国に対し高浜美浜の原発の再稼働を認めないよう求めることは市民の負託に応えるものです。

以上で請願に対する賛成討論を終わります。

 


請願第5号臨時国会でTPP協定をしないことを求める請願

6番熊谷もも 請願第5号臨時国会でTPP協定をしないことを求める請願

に対し賛成の立場から討論に参加します。

 

昨日27日の衆議院代表質問ではTPPが国益にかなうのかどうか議論がなされました。一昨日の26日、外務省は臨時国会で審議するTPP和訳文書に条文が抜け落ちるなどの不備が見つかったと明らかにしました。またアメリカ大統領選で民主党のヒラリー・クリントン、共和党のドナルド・トランプ両候補もTPPに否定的です。

 

TPPはよくわからない。しかし農業にだけに関わらず、経済の全てに関わる重要な協定だということは、わかります。

国はまたまだまだ農業者、国民に対して、不安を払拭するための情報開示、不十分なことは明らかです。

 

国益とはこの国に住むすべての人がしあわせであることです。

 

米どころ 美しい稲穂が頭を垂れる 高島市にとって 国益をかんがみて

 

TPP協定をこの臨時国会で進める必要はないと思い、この請願に賛成します。