市民の信頼を得るために、職員の意識を高めるために迅速な情報公開とIT化を進めて、同時にゴミも削減しましょう

それでは、続きまして質問番号2に移ります。
 市民の信頼を得るために、職員の意識を高めるために、迅速な情報公開とIT化を進めて、同時にごみも削減しましょう。予算の概要を市役所ホームページで公開している自治体が多いのですが、その中でも千葉県我孫子市は予算書と予算説明書そのものをPDFで、しかも議会と市民に対して同時に公開している迅速な行動には驚きました。
 埼玉県和光市では、当初予算概要説明会を市民に対して開催し、また、予算編成過程の公開をホームページで行い、市政運営の透明性の向上を図り、情報公開と市民の市政参画を推進しています。
 また、昨年議会広報特別委員会で視察しました鳥羽市議会では、議員のタブレット端末契約による数値や資料のメール送信による一部ペーパーレス化、議場モニターでのパネル使用、議会内グループウエア、テレビ会議の試行といった利用を促進しています。また、議事堂全体を議会専用Wi-Fi化し、どこでもインターネット接続できる、また、申し合わせにより議員は全ての会議でパソコンやタブレット端末を許可なく使用可能です。
 提案1、今回の高島市環境センターダイオキシン類濃度の基準超過に関する第三者調査委員会の資料等もPDF形式で迅速にホームページ上に情報公開することは、市民に対しても、周辺自治体の住民のみなさんに対しても、信頼回復を勝ち取るために必要なことだと考えますが、いかがでしょうか。
 資料をPDF形式ですぐにアップすることは、時間もお金もかかりません。それに対して、市の取り組みに対する信頼性は飛躍的にアップするので、コストパフォーマンスが非常に高いと考えます。
 提案2、議会での資料をPDF形式で公開していただくと、ペーパーレス化につながり、それこそごみ削減につながると考えますが、いかがでしょうか。ごみ削減の4Rの順番、リフューズ、ごみの発生回避、リデュース、ごみの排出抑制、リユース、製品、部品の再利用、リサイクル、再資源化です。パソコン利用の際、用紙が無駄になるため、必要以上の出力はしない。画面上で確認できるものは出力しない。リサイクルがごみを減らすためにはとてもいい方法だと思われがちですが、実はリサイクルが最善の方法ではありません。リサイクルは4Rの中では最後の手段になります。


◎環境部長(吹田嘉幸君)
 次に2問めのご質問にお答えいたします。
 1点目の第三者調査委員会の資料等もPDF形式で迅速にホームページ上に情報公開することについてでございますが、情報公開は市民の皆様や、関係自治体の住民の皆様に対する信頼回復には欠かせないものと考えております。議員ご提案いただきました第三者調査委員会の資料等につきましても、どのような形で公開するのが望ましいのか検討してまいりたいと考えています。

◎総務部長(飯田清孝君)
 議会での資料をPDF形式で公開し、ペーパーレス化できないかとのご提案でございますが、今定例議会におきましては、特に平成25年度決算審査もありまして、33種類、厚みいたしまして約6.5cmという多量の資料を提出させていただいているところでございます。これは、議会資料につきましては、一定の様式が定まった予算書や決算書だけではわかりにくく、できるだけ詳しい説明資料を準備するよう関係部局に指示し、作成をいたしていることによるものでございます。
 一方で、庁内におきましては、これらの資料のうち、補正予算説明書や決算補足資料は、本会議に出席しない職員に対してPDF形式にしてグループウエアで情報共有を図り、各自が必要な部分のみ印刷できるようにし、ペーパーレス化に努めております。議会資料をペーパーレス化することができますと、紙の使用量が減少いたしますが、そのためには、タブレット端末機器をはじめ、議事堂の施設整備を行う必要があり、費用面などを検討しなければならない課題もありますことから、今後、他市の取り組みも参考にいたしまして、議会と調整を図りながら研究してまいりたいと考えております。