職員の能力を発揮させる環境づくり。

合併特例債のタイムリミットもあり、庁舎問題は先送りにできない喫緊の課題です。防災スペースに加え、オフサイトミーティングも可能となるような会議スペースは、早急に確保されなければなりません。ダイオキシン問題という大きなクリアすべき課題を抱えた今、できる限りコストをかけずに、かつ職員がのびのびとアイデアを出せる環境を整えることは、まさに喫緊に必要だと考えます。
 提案1、環境が変われば意識も自然と変わります。そこで、整理、収納は大変重要です。現在の新旭庁舎でも整理収納アドバイザーの意見を取り入れて、整理収納を実行すれば、職員の意識も職務の効率も随分変わってくるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、増築や改築のデザインの際には、整理収納アドバイザーの意見を取り入れるとよいと考えますが、いかがでしょうか。

◎総務部長(飯田清孝君)
 まず、整理収納による職場環境づくりにつきましては、大変重要であると認識をいたしております。また、整理収納アドバイザーの意見を取り入れ、整理収納を実行することにつきましては、市役所では特に整理収納を必要とするものが文書でありまして、文書整理に当たっては、毎年度所属ごとに文書管理主任を選任し、年間スケジュールに基づき取り組んでいるところでございます。
 しかしながら、現本庁舎は旧新旭町職員の執務規模を前提に建設されておりますことから、極めて狭隘な事務スペースとなっておりまして、年々収納スペースに不足を来し、事務所に文書があふれてきておりますし、また所属によりましては、業務の繁忙さから文章整理作業に取り組めず、事務所に蓄積をしているところもございます。
 整理収納は、常に職員みずから意識して、継続して行わなければいけないものでございますが、整理収納により時間的、経済的、精神的メリットが生まれ、そのことが仕事に対する新しい発想や職場環境改善につながるものと考えております。
 その上で、増改築のデザインの際に、整理収納アドバイザーや有識者のご意見を聞くことは大変有意義なことではございますが、職員みずからが整理収納について関心を持ち、実行することが大切でありますことから、例えば整理収納についての職員研修を実施したり、あるいは関心が高い職員に整理収納アドバイザーの資格を取得させるなど、他の方法も含めまして、ご提案の趣旨につきまして今後検討課題とさせていただきたいと思います。